子どもの事故防止対策
ウォーターサーバーによるやけど注意!
専用容器から湯や水が出る「ウォーターサーバー」で乳幼児がやけどする事故が発生しています。経済産業省によると、自宅や店舗などのウォーターサーバーで6歳以下がやけどする事故は、2013年末までの6年7か月に40件発生しており、うち少なくとも9件が1か月以上の重症で、0から1歳が全体の75%を占めています。
自宅にあるウォーターサーバーによる事故を防ぐために・・
- 周辺に近寄ることができないように柵などをつけましょう
- 周辺に踏み台となる椅子などを置かないようにしましょう
- 蛇口のチャイルドロックを解除している様子をお子さんにみせないにしましょう
- チャイルドロックが作動するか、蛇口などに緩みがないか定期的に確認しましょう
スリングや抱っこひもなど赤ちゃん用子守帯に注意
-窒息、転落、股関節脱臼の危険性も-
国民生活センターの危害情報システムには、抱っこベルト、抱っこひも等(以下「子守帯」という)使用時の赤ちゃんの危害・危険情報が寄せられており、過去10年間で64件に達しています。
子守帯での事故にはいくつかのパターンがありますが、2010年3月12日にCPSC(米国消費者製品安全委員会)が、4カ月未満の赤ちゃんにスリングを使う場合の窒息の危険性について警告情報を発信しました。また同日、Health Canada(カナダ保健省)もスリング等を使用する際の転落や窒息事故に関し、注意喚起しました。
一方、スリングを使用した赤ちゃんの横抱きにより、股関節脱臼を起こす可能性があると指摘する医師の報告もあります。
- 赤ちゃんの体の向きなどに配慮しながら使用しましょう。
特に、- 顔が保護者の体に密着する
- 顎が胸につくほど首が強く曲がる
赤ちゃんの顔色が見えるようにしましょう。 - 子守帯に赤ちゃんの落下を防止するための調節具がある場合は、正しく調節し、固定箇所を確実に締めましょう
- 赤ちゃんの股関節脱臼を防ぐために、歩き出す前までは両足をそろえずに、股を開いた状態で抱っこしましょう。オムツを交換する時に、股の開き具合に注意を払いましょう。
- 首が据わるまでは背当て、頭当てがあるものを選びましょう。
*なお、子守帯には(財)製品安全協会(SG)により認定された商品もあるので、購入時の参考にするとよいでしょう。
また、消費者庁ではメール配信サービス「子ども安全メールfrom消費者庁」により、主に0歳から小学校入学前の子どもの思わぬ事故を防ぐための注意点や豆知識を、毎週木曜日にお届けしています。携帯およびパソコンで情報提供していますので、お子さんの事故を予防するために、是非ご活用ください。
「子ども安全メールfrom消費者庁」登録ページ(外部リンク)
キッズステーションで子どもの事故防止が学べるようになりました!
キッズステーションではこれまでも、子どもの事故防止のための啓発パネルの展示や、事故や災害時の子どもへの対応を学ぶ講座を定期的に開催してきました。
- お子様たちが遊ぶキッズパークの出入り口ドアに指はさみ防止グッズと、角張った柱のクッションに、あぶないかもの注意表示をしました。
- 男女トイレのドアに指はさみグッズを、トイレ内に設置してありますおむつ替え用ベッドに、お子様の転落防止の注意喚起をしました。
- キッズパークの前の、エレベータのドア付近にお子様が一人でエレベータに乗ってしまわないよう、注意喚起をしました。
これらグッズの自宅での使い方や買い方などの相談は気軽にコンシェルジュまで!お待ちしています。
キッズパークの柱の角にクッション・ドアの入り口に指はさみ防止グッズを取付けました。
おむつ替え用ベッド(トイレ)に事故防止表示をしました。
エレベータに事故防止表示を・トイレの出入り口ドアに指はさみ防止を取付けました。
子どもの事故防止-子どもを事故から守る!事故防止ポータル-
長年の傾向として、0歳児を除く子どもの死因の上位に、不慮の事故があります。
子どもの事故は、周囲の大人たちが、家庭内などの子どもの身の回りの環境にちょっとした注意を払い、対策を立てることで予防できるケースが多々あります。
消費者庁のホームページに、子どもの事故防止のページがありますのでご紹介します。「子どもの事故防止ハンドブック」には、年齢別や事例別の分かりやすいイラスト入りの解説や事故の予防法、もしもの時の対処法が掲載されています。
「子どもの事故防止ハンドブック」英語版と中国語版も以下リンクよりダウンロード出来ます
※このページは消費者庁の許可を得て作成しています。